2月度定例会開催!(即興型ディベート練習)
みなさんこんにちは! ディベートクラブ「たま。」のnanoです。
2月26日(日曜日)に2月度定例会が開催されました!
今回の定例会は即興型ディベートの練習試合を行いました。
さて、とつぜんですが質問です。
調査型ディベート(ポリシーディベート)と即興型ディベート(パーラメンタリーディベート)の違いってご存知ですか?
調査型ディベートは論証重視のディベートで、数ヶ月前に発表された論題について事前に調査を行い、根拠となる資料の準備をするディベートです。
一方の即興型ディベートは当日に発表される論題に対して即興でディベートを行う、話し方重視のディベートです。
より詳しい説明を「ネコと学ぶディベートの本」から引用します。
パーラメンタリーディベートでは即興的に議論をすること、また、話し方が評価の対象になっていることから、幅広い一般教養やわかり易く話すといった「話し方」重視の能力が培われるでごわす。
一方、ポリシーディベートでは、長期間かけて一つの論題をリサーチし、論証による評価を行うことから、専門的な知識やその運用の仕方、思考力や意思決定能力などの「考える力」重視の能力が培われるでごわす。
(中略)
繰り返すようでごわすが、パーラメンタリーディベートもポリシーディベートも、それぞれ培われる能力が違うため、両方やってみるのも良いことだと思います。それぞれの良い点を学ぶことで、よりディベートを深めることができるでごわす!
ごわす口調なのは、ネコのジョージさんが説明してくれているからです。詳しくはぜひ上の本を読んでみてください! ティベートについてとてもわかり易く説明されています。
さて、本題にもどって、2つのタイプのディベートを経験することで、よりディベートを深めることができるんですね。ディベートクラブ「たま。」では、普段は調査型ディベート(ポリシーディベート)をメインに行っていますが、即興型ディベート(パーラメンタリーディベート)もときどき取り入れています。
今回の練習試合はどのような内容になるでしょうか。
定例会の流れ
開会
試合メンバーは試合の準備タイム
試合開始!
審判による講評
閉会
◆ 定例会開会!
即興型ディベートが初めてのメンバーのために、簡単に試合の流れやルールなどを説明しました。調査型ディベートとの違いにみんなドキドキしています。
◆ 論題発表、試合メンバーは試合の準備タイム
調査型ディベートとは異なり論題が試合直前に発表されます。
今回の論題は過去の柚子杯で出題された「日本将棋連盟は女流棋士制度を廃止すべきである。是か非か。」です。
将棋といえば藤井聡太五冠ってすごいですよね! 最年少記録をどんどん打ち立てて。素晴らしいご活躍です。
そんな将棋界ですが、現在はプロ棋士と女流棋士の2つに分かれているのをご存知ですか? プロ棋士は男性でも女性でもなれるのに対して、女流棋士は女性しかなれません。そして、プロ棋士と女流棋士になるための条件も多少異なっているようです。そんな女流棋士制度にスポットを当てたディベートです。
◆ 試合開始!
いよいよ試合開始です!
肯定側は女流棋士制度を廃止すべきとしてプロ棋士としての女性の推進と女性活躍を掲げて議論しました。
一方の否定側は女流棋士制度を維持すべきとして男女間の実力差による制度の必要性とエンターテイメント性の維持という観点での議論を組み立てました。
今回の試合では男女間の実力差という論点が伸びていたようです。
◆ 審判による講評
即興型ディベートに慣れていないということもあり、まずは基本が大切との講評でした。
・話すスピードが早すぎるので、もっとゆっくり話したほうが良い
・ナンバリングがなかったので、ナンバリングをすることが必要
・価値観をしっかりと決めて論じた方が良い
これらは、即興型でなくても必要な要素ですね。。
やっぱり慣れないディベート形式だと焦ってしまい、なかなか思い通りに話せなかったようです。
でも、普段とは違った経験によってディベートを深めることができたのではないでしょうか。
◆ 閉会
楽しい時間はすぐに過ぎ去り、閉会となりました。
今回の定例会で行った即興型ディベートですが、3月11日(土曜日)に柚子杯という大会が予定されています。ディベートクラブ「たま。」からもメンバーが参加する予定ですので、ぜひ見学にいらしてください。
なお、大会はオンラインで行います。詳細はこちらをご確認ください。
ぜひ次は私達と一緒にこんな体験をしてみませんか?
次回の定例会は3月19日(日曜日)に予定しています。
見学者募集中!
ディベートクラブ「たま。」は見学者を募集しています。
「これからディベートについて学んでみたい」
「楽しくディベートをやっていきたい」
「とにかく頭を使いたい」
…そんな方は是非、一度、見学にお越しください!
現在はオンラインでの開催のため、気軽に参加しやすいと思います!
ディベート初心者も大歓迎です!!
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年度末も、エンジョイディベートで過ごしましょう!
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